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まずは冷蔵庫でじっくり解凍する

冷凍ピザを美味しく焼くためには、解凍方法が重要です。

カチカチに凍ったままのピザをいきなり高温のトースターに入れると、表面は焦げているのに中心の具材や生地は冷たいままの生焼け状態になりがちです。

なので、冷凍ピザを食べる際は、ピザを袋から取り出さずに冷蔵庫へ移し、約6時間〜8時間かけてゆっくりと解凍しましょう。

低温でじっくり解凍することにより、生地の水分や風味の流出を最小限に抑え、生地本来の食感を保てます。

焼き上がりの見極め方｜チーズとフチの状態をチェック

パッケージに記載されている焼き時間は、あくまで目安です。

トースターの機種やワット数、ピザの厚みによって最適な時間は異なります。

一番わかりやすい焼き上がりのサインは、チーズの状態です。

ピザ全体のチーズがしっかりと溶け、表面でフツフツと気泡が立ってきたら、中まで熱が通った合図です。

しっかり焼き加減を確認したいなら、生地のフチの部分も確認しましょう。

こんがりと美味しそうなきつね色に色づき、香ばしい香りがしてきたら焼き上がりです。

焼きすぎると生地が硬くなったり、チーズが焦げ付いたりするため、最後の1分〜2分はこまめにトースター内の様子を確認しましょう。

PIZZA PORT自慢の「サクもちっ」食感を引き出すなら霧吹きを使おう

PIZZA PORTのピザ生地は、フォカッチャをベースにした「サクもちっ」とした食感と、シカゴピザのようにフチが高い点が特徴です。

この特徴を最大限に引き出したいなら、霧吹きの使用がおすすめです。

トースターに入れる直前、ピザのフチの部分に霧吹きで軽く水を吹きかけてください。

水分を補うことで、焼成時に生地が必要以上に乾燥するのを防ぎ、外側はサクッと香ばしく、内側はもっちりとした理想的な食感に仕上げることが可能です。

焼きムラを防ぎ、均一に火を通す工夫

オーブントースターは内部が狭く、熱源とピザの距離が近くなりがちです。

そのため、機種によっては手前と奥で火の通り方に差が出て、焼きムラができることがあります。

これを防ぎたいなら、焼いている途中で一度ピザの向きを変えましょう。

推奨時間の半分が経過したタイミングで、一度トースターを開けてピザを180度回転させると、熱が均一に伝わり、全体の焼き上がりが揃います。

追いオリーブオイルやトッピングもおすすめ

焼き上がったピザに、エキストラバージンオリーブオイルを回しかける「追いオリーブオイル」も、ピザの風味を格段にアップさせるおすすめの方法です。

厳選された素材の味わいを、オリーブオイルのフレッシュな香りが一層引き立ててくれます。

また、「お肉系のピザ」にはブラックペッパーを、「クアトロフォルマッジ」にはハチミツをかけるのもおすすめです。

生焼け・中心が冷たいを防ぐ解凍方法

ピザを焼く際に最も多い失敗は、生焼けです。

生地のフチや表面のチーズは焦げているのに、中心部の具材や生地がまだ冷たいという失敗経験は誰しもあるのではないでしょうか。

この原因のほとんどは、解凍不足にあります。

冷凍状態のまま加熱すると、表面だけに急激に熱が入り、中心部まで熱が伝わる前に表面が焦げ付いてしまいます。

これを防ぐには、基本の方法で紹介した通り、冷蔵庫で6時間〜8時間かけてじっくりと解凍するのが最適解です。

冷蔵庫での解凍が不安であれば、焼く前に数十分だけでも室温に置いておくと良いでしょう。

ピザのフチだけ焦げる原因と対策

「中心は焼けていないのに、フチだけが先に焦げてしまった」というケースもあります。

これは、トースターの熱源がピザのフチに近い位置にあるために起こりやすい現象です。

もし、焼き時間の途中でフチだけが先に焦げそうになった場合は、その部分だけを覆うようにアルミホイルを小さく切ってかぶせてください。

これにより、フチへの直接的な加熱を防ぎながら、中心部までじっくりと火を通せます。

トースターのワット数で変わる焼き時間の調整

焼き時間は、使用しているオーブントースターのワット数によって大きく変わります。

たとえば、500W〜700W程度のワット数が低い機種の場合は、焼き時間を少し長めに設定する必要があります。

逆に1200W以上の高火力な機種の場合は、より短時間で焼き上がります。

なので、冷凍ピザを焼く際は家庭のトースターのワット数を確認し、まずは推奨時間より少し短めに設定して、チーズの溶け具合やフチの焼き色をこまめに確認しましょう。

シカゴピザ（ディープディッシュ）を焼くときの注意点

PIZZA PORTのピザは、シカゴのディープディッシュピザのようにフチが高く、具材がたっぷりと乗っているのが特徴です。

このような厚みのあるピザは、通常の薄いピザよりも中心まで熱が伝わるのに時間がかかります。

そのため、表面のチーズは焼けているのに、具材や生地の中心部が冷たいことがあります。

対策として、焼き始めの数分間はピザの上部全体にアルミホイルをかぶせて加熱し、中心部まで熱を通すことを優先します。

その後、残り1分〜2分でアルミホイルを外し、表面のチーズにこんがりと焼き色を付ける「二段階焼き」をすると、美味しく焼き上がるでしょう。